おつかれさまです。
先日、京都の「神泉苑」の桜を愛でに行ってまいりました!
どんより、花曇り…
「神泉苑」とは
「神泉苑」は平安時代(794年)、大内裏(天皇の居所である内裏を中心とした一郭)に接して造られた
天皇のための庭園。
天皇のための庭園で、腰掛けOLが花見をするという…
恐縮です!
歴代の天皇が、ここで詩を詠んだり、宴を開いたり、舟遊びをしたりしてたそうです。
楽しげ。
「神泉苑」の桜の様子
京都の開花日(3/29)から10日経過した4/8の様子です。
この日はあいにくの天気…
ソメイヨシノはまだ耐えていましたが、花の中心部が赤くなり、散り始めの合図を出していました。
別の品種の桜は、まだ蕾もありました。
曇りなのできれいに撮れませんが枝垂れ桜はまだ見頃でした。
桜はソメイヨシノだけじゃないし、花は桜だけじゃない。
「神泉苑」はツツジの季節も素敵ですよね!
まだまだ春の景色が楽しめそうです!
天皇のための庭園はいつ行っても華やか。
花見発祥の地
万葉集には桜より梅を詠んだ歌が多いことからもわかるように、平安貴族にとっては花見といえば梅でした。
しかし、嵯峨天皇が、「神泉苑」で桜の花を観賞したことがきっかけとなり、桜の花見が普及したそうです。
つまりここは、
花見発祥の地
でもあるんです!
こんなに素敵な庭園なのに、拝観料が無料!
東京の摩訶不思議な展示会は3,000円くらいトルのにね。
毎年来たくなるような美しく維持されている歴史ある庭園が無料で、作って壊してインスタに投稿したらすぐに忘れられてしまうような展示会が有料…
これも“多様性”とか“価値観ハ人ソレゾレ”なんですかね。
雨乞いの儀
それにしても、なんなのこの天気!!!
パラパラと小雨が降って来ました…
旅先で
「わたし、雨女なの〜」
という人に言いたい。
あなたに、そんな力はない。
じゃ、この雨はなに?
安倍ちゃんのせいよ!
干ばつのさいには『雨乞いの儀式』が執り行われたという「神泉苑」。
安倍晴明の息子・安倍吉平が、陰陽師として初めて雨乞いの儀式を執り行い、みごとに雨を降らせたのも「神泉苑」だとか。
安倍ちゃん、今日は降らせないでよ〜。
通りを挟んで「二条城」
通りを挟んだ正面には世界遺産「元離宮二条城」。
こちらの桜もきれいでした。
同日撮影です。
当時は現在の約10倍の広さがあったという「神泉苑」は、この「二条城」を築城する際に縮小。
「二条城」がある敷地の一部も、かつては“天皇のための庭園”だったんですね。
「二条城」のソメイヨシノは散り始めていますが、キリシマツツジの蕾がふくよかになていました。
「神泉苑」概要
【アクセス】
JR「二条駅」徒歩10分
地下鉄東西線「二条城前駅」徒歩2分
市バス15 「神泉苑前」 からすぐ
市バス9、50 「堀川御池」 徒歩5分
【住所】
京都府京都市中京区御池通神泉苑町東入ル門前町166
【電話】
075-821-1466
【参拝時間】7:00~20:00
【寺務所】(授与所・御朱印)9:00~17:00
※写真はすべて2024年4月8日撮影
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