おつかれさまです。
今日は、
今週のお題「最近おもしろかった本」
に参加。
「最近おもしろかった本」は、
生きる
一歩一歩前へ|Shoko(高橋尚子)
17歳の時、全日本卓球選手権の帰り道に交通事故に遭い、手足の自由を奪われてから、ゆっくり、焦らず、立ち止まりながら、一歩一歩前へ進んだShokoさんの11年間のストーリーです。
Shoko(高橋尚子)さんについて
1993年熊本生まれ。
しょうこちゃんねるYoutube(登録者数73,000人)で、「車いす女子の生活」を発信し、心のバリアフリーを広めるユーチューバーであり、会社経営者、ウェブデザイナーとして、多岐に渡って活躍しています。
最近では、ヘアケアブランドのキャンペー ン(#HairWeGo)キャラクターとしても話題になりました。
“今、立ち止まっている人は、この本が、そっと背中を押してくれますよ!”
なんて、ありがちな“おすすめフレーズ”ですが、手足の自由を奪われる事故に遭い、今、こうして活躍しているShokoさんの言葉には説得力があります。
立ち止まっている人に読んでもらいたい本だけど、立ち止まている時って、人の話が素直に入ってこないこともある...
前向きな言葉が、鬱陶しく感じることもある...
熱い言葉で、火傷する...
特にわたしは、調子が悪くなるとやさぐれるタイプの人間ですが、Shokoさんの言葉は、ちょうど良い温度で、スーっと入って来ました。
ドーンッと背中を押す感じの本は苦手だけど、
焦らなくていいんだよ。
ゆっくりでいいんだよ。
立ち止まってもいいんだよ。
だから、一歩ふみ出してごらん。
と優しく背中をポンッとたたいてくれるよう優しい文章で、読んでいて心地よかったです。
また、正直な“たられば”も、書かれています。
辛い事故のことが書かれている1章
事故後の葛藤が伝わる2章
ゆっくりと一歩前にふみ出した3章
その一歩で見えた新しい世界を描いた4章
その世界で生きる今と、伝えたいことがまとめられた5章
まるで、季節が移り変わるように、ゆっくりと、丁寧に、心の変化が書かれています。
厳しい冬から始まって、雪が解けて、芽吹いて、太陽を浴びて...
今は、実りの秋をむかえてるような充実感をうかがい知ることができます。
だから、1~2章前半あたりは、読んでいて辛い。
入院中のShokoが家族に送ったメール。
病院に搬送された日のお母さんの日記。
退院する日まで続いたお父さんのメモ。
リアルな言葉に、胸が絞めつけられます。
そして、詩人の須永博士さんの言葉。
わーっと涙が出てきて、号泣した。
と、ありますが、
わたしも
わーっと涙が出てきました。
その言葉(詩)は、読んでからのお楽しみ。
心が動かされる本、久しぶりに読んだな。
おもしろかったです。
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今週もがんばりましょう!