おつかれさまです。
夏の「九品仏浄真寺」へ。

正式名称は「九品山唯在念佛院浄真寺」。
東京都世田谷区にある浄土宗のお寺です。
京都の「浄瑠璃寺」と共通点もあり(後述します)興味深いお寺です。
清々しい参道は『せたがや百景』に選定されている風景。

東京じゃないみたい。
東急大井町線 九品仏駅 下車 約5分
東急東横線 自由が丘駅 下車 約15分

漆黒の仁王門に青紅葉が映える季節。

金剛力士像にご挨拶。


おじゃまします。

緑豊かな境内。
夏は「蚊が多い」と聞いて虫除けスプレー持参で来たけど蚊よりカラスが多かった…
「浄真寺」は紅葉の時期が人気だけど、真夏に訪問。
その目的は、鷺草。

「浄真寺」は『さぎ草伝説』の舞台として知られています。

『さぎ草伝説』とは
世田谷城主・吉良頼康の側室・常盤姫はその美しさゆえ、頼康に寵愛されましたが他の側室たちに妬まれてもいました。
他の側室たちは、盤姫を陥れるためのでっちあげ話を頼康に告げます。
最初は信じようとしなかった頼康ですが、いつの間にか側室たちのでっちあげ話を信じるようになり、常盤姫を遠ざけるようになってしまいました。
悲しみにくれた常盤姫が、身の潔白の証にとった行動とは…
映画『国宝』でも話題になった歌舞伎の演目『鷺娘』も恋に苦しむ娘の話で、物悲しいイメージがある鷺。
だけど、「浄真寺」の境内は広々としていて明るい。
手水舎へ。

手水舎にもさぎ草!
その向こうにカラス!
清めたら、本堂へ向かいます。

鷺草園は本堂の脇にあります。

8月上旬になると見頃を迎えるはずなんだけど…

咲いてない…
咲いてる数輪の鷺草は酷暑でグッタリ…
わたしもグッタリ…
物悲しい!

だけど、グッタリしてなんかいられない!
本堂へ。

「龍護殿」と呼ばれる本堂も凄いわよ。

まあ、なんと煌びやか!

本堂からは枯山水を眺めることができます。

反対側には池泉鑑賞式庭園。

「池の水ぜんぶ抜く」状態…
これ、また来てね!ってことですよね。
気を取り直して、お堂へ!

嫌な予感しかない…
「九品仏浄真寺」はその名の通り九体の仏像を安置するお寺。
これ、京都の「浄瑠璃寺」と同じスタイル(?)なんです!
(語彙力は手水舎で清めた時に一緒に流れてしまいました)
九体の仏像は、極楽浄土へ往生するパターンを9段階で表現していて、一番上は最速で極楽往生することができて、一番下は時間をかけて往生するらしい。
「浄瑠璃寺」の九体の仏像は、本堂にずらりと安置されていて、「九体寺(くたいじ)」とも通称されています。
「浄真寺」の九体の仏像は、三体ずつ三つのお堂(上品堂、中品堂、下品堂)に安置されています。

現在(2025年8月)、
上品堂は耐震工事中!
「お前はここじゃない!」
と言われているみたいで物悲しさ倍増!
上品堂、中品堂、下品堂は、生前の行いで分けられるらしい。
わたしは下品堂、間違いない。
中品堂は三体とも見ることができます。

下品堂は、一番左の仏像が他の場所で修復中!

お留守のため空席あり。
「あなたはこちらへ」
と聞こえたような。
吹き放し屋根の鐘楼。

ひっそりと佇む観音堂。

どちらもカラスが多くて近づけず。
訪日外国人よりカラスが多いお寺なのでした。
最後に、閻魔堂へ。

閻魔様にお告げをいただく。

「和顔愛語(わげんあいご)!」
お賽銭を入れると閻魔様からのお告げが聞こえました。

鷺草は咲いてないし、池泉鑑賞式庭園は池の水ぜんぶ抜かれてるし、お堂は一部工事中だし、カラスに襲われそうになるし…
それでも、「和顔愛語」の精神で!
「和顔愛語」は穏やかな笑顔と優しい言葉で人に接することを意味する仏教用語。
すぐにイラっとしちゃう性格なので、意識してみようと思います。

イチョウが色づく季節も楽しみですが、青々とした夏のイチョウも美しい「浄真寺」なのでした!
本堂の中は涼しいので夏のお出かけにもおすすめです!
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