おつかれさまです。
夏の「月9」と言えば、
夏だ!
海だ!
恋だ!
とパヤパヤしているイメージしかありません。(偏見)
パヤパヤしているのは悪いことではありません。
週の始まり月曜日の夜は、それくらいがちょうど良かったりもします。
だけど、今年の夏の月9「海のはじまり」はパヤパヤしていません。
それどころか、内容が重くて脱落者も多いとか。
確かに、月9にしては重いかもしれません。
だけどそれは、「重い」というより「尊い」。
大切なことが詰まっているドラマなのです。
大切なこととは、脚本家・生方美久さんが、このドラマを通して明確に伝えたいふたつのこと。
ひとつは、
がん検診に行ってほしい
ということ。
もうひとつは、
避妊具の避妊率は100%ではない
ということ。
わたしも過去に、子宮頸部高度異形成(=前がん病変)で手術をしたことがあります。
予期せぬ妊娠をした友人も一人や二人ではありません。
そして、その後の選択もさまざまです。
がん検診に行ってほしい
避妊具の避妊率は100%ではない
それは、SNSでサクッと伝えられるようなことかもしれません。
だけど、伝えたいのはそれだけじゃない。
それに関わる様々な人の感情や選択。
それらを描くことで伝わり方は強くなります。
また、ひとりの人物を多角的に描いているので、誰かの側面が自分の側面に重なることがあります。
それが妙にリアルで…
見るのが辛くなってしまうシーンもありますが、何かにグッと引き込まれる感じがして見続けています。
何かってなんだろう、と考えたのですが、それはたぶん、説得力。
医療機関で助産師として働いていた経験がある脚本家・生方美久さんが書いたことに説得力を感じます。
がん検診に行ってほしい
避妊具の避妊率は100%ではない
脚本家が
伝えたいこと
を知っておいたうえでドラマを見ると、その「重さ」も受け入れられる準備が整う気がします。
もうひとつ知っておきたいことがあります。
それは、脚本家が
伝えたいわけじゃないこと。
このドラマには、
‟親子の愛”を通して描かれる‟家族”の物語
というコピーが使われていますが、「家族は素晴らしいもの」ということを伝えたいわけではないそうです。
GINGERのインタビューを読んでからドラマを見ると、「重い」だけで終わることはないと思います。
物語は後半に突入しますが、酷暑の夏は室内でGINGERをのインタビューを読んでから見逃し配信がおすすめです!
パヤパヤしてない海が好き。
ちなみに、「ぱやぱや」は、東北地方の方言で「毛や草木がまばらに生えている様子」として使われることもあるそうです。
「赤ちゃんの髪がぱやぱやしてる」
みたいな使い方?
なんか可愛いな。
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今日も一日おつかれさまでした。