おつかれさまです。
11月10日は、
糸井重里さんの誕生日!
ということで、
今日、紹介するのは、
糸井重里さんの本。
思えば、孤独は美しい。
表装のイラストは、ヒグチユウコさんによるもの。
また、表装に使われているのは、織りに特徴があり、独特の手触り感を持つ「タントセレクト」という紙。
さらに、ページの角を丸く仕上げる加工は職人さんによる手作業。
だから、一冊ごとに微妙に個体差があるんです。
テーブルの上に無造作に置かれていてもインテリアになってしまう素敵な表装。
この表装に魅せられて購入したのですが、本の内容も魅力的なものでした。
詩や短いエピソードで構成されていて、寝る前に一日数ページ、ハーブティー感覚で読みたい“THE枕元に置いておきたい本”です。
優しくて読みやすい文章が、心の緊張をスゥーっとほぐしてくれます。
「孤独とは何か」のように、孤独を深堀りするような本ではありません。
自分の中にある「孤独」に、そっと寄り添ってくれるような本です。
「孤独」と言ってもさまざまで、それは、風邪のように一過性の孤独だったり、持病のように一生付き合わないといけない孤独だったり…
自分の状況、まわりの状況、その日の気分によって、さまざまな「孤独」があると思いますが、『思えば、孤独は美しい。』は、自分の中にある、愛すべき孤独を味わえる本だと思います。
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「孤立」は良くないけど、「孤独」は悪くない。
むしろ、美しかったりするんですね。
この本の中で、わたしが一番好きな言葉をひとつだけ、紹介します。
“読書をしないのも、また、いいことなのかもしれないよ。”
わたしは、どちらかというと、あまり読書をしない人間でした。
読むものと言えば、旅のガイドブックや、雑誌ばかり。
たまに、小説や専門書も読んでいました。
だけど、社会人になって数年経ったころから、「自己啓発本」に分類されるような本を読むようになりました。
わたしが読書をしていなかったとき。
それは、
忙しかったからではありません。
必要がなかった。
本を読む、事情がなかった。
本に救いを求めることもなかった。
別に、救いを求めるためだけに本を読むわけではないけど。
本を読む時間すらもったいないと思える現実が、そこにはあったのです。
今考えると、自己啓発本を読んでいたときは、いろいろと調子が悪かったように思います。
自己啓発本て、調子が悪いから読むのではなくて、読むと調子が悪くなる気がします。
※超個人的な意見です
そんなこともあって、“本を読まない人”が、うらやましいと思うことがあります。
「読書しない人は"人生ハードモード"」
なんて言う人いるけど、ないない。
絶対にない。
他人に読書を押し付ける人の方が、きっともっとハードモード。
仕事に没頭しているとき、
甲斐甲斐しく育児をしているとき、
恋愛が絶好調のとき、
結婚式の準備に追われているとき、
旅行の準備をしているとき、
人は、自己啓発本を読むだろうか。
そんなことを思いながら、この本を開いてしまったりするのですが。
“読書をしないのも、また、いいことなのかもしれないよ。”
なんてことを、物書きが書いたかと思うと、ときめく。
こんなん、挟まってましたけど。
糸井さんの紙芝居、見てみたい気もするな。
自分探しにモヤモヤしたらコレ読んでみて!
↑よろしければ、のぞいてみてください。
午後もお仕事、がんばりましょう!