おつかれさまです。
将軍とは、ほど遠い、
戦力外の腰掛けOLが、
大名気分で秋のお散歩。
『浜離宮恩賜庭園』
『浜離宮恩賜庭園』は、東京都中央区にある大名庭園。
江戸時代に将軍家の別邸『浜御殿』が建てられ、6代将軍・徳川家宣が造園を完成。
明治維新後は皇室の離宮となって、『浜離宮』と呼ばれるようになりました。
都内の数ある大名庭園の中でも最大級の広さで、敷地面積はなんと東京ドームの5.5倍!
とりあえず、広さを東京ドームで表現するのは、もうやめよう...
この庭園のポイントは、“潮入の池”。
“潮入の池”とは、海水がそのまま使われている池のこと。
だから、池なのに、カニ、フジツボなど、海の生物がいるんです。
東京湾から海水を取り入れているので、潮の干満によって、景色の変化を楽しむことが出来るし、同じ季節でも、違う表情を見られるから、いつ行ってもあきない!
東京湾の潮の満ち引きに合わせて水位が変わる“潮入の池”。
かつては、『清澄庭園』や『芝離宮恩賜庭園』にもあったようですが、現在は『浜離宮恩賜庭園』だけなので、見る価値あり!
で、今日の目的はコスモス。
↑これは一般的な「コスモス」。
↓この色鮮やかな黄色とオレンジ色の花は...
「キバナコスモス」。


個人的には、一般的な「コスモス」の方が、優しい印象で好き。
黄色とオレンジ色の「キバナコスモス」は、鮮やかなんだけど、
なんか...
哀愁が足りない!
ちなみに、今日は「コスモスの日」らしいですよ。
上司に「コスモスの日」なので休みます、と言える日が来ますように。
秋の草花は他にもいろいろ...



そして、
相変わらずの巨大アロエ...???
じゃなくて「リュウゼツラン」。
漢字で書くと「竜舌蘭」。
竜の舌っぽいので、日本ではそう言われているみたい。
今にも動き出しそう…
歩き疲れたら、こちらへ。
「濱見世」= “KIOSK”
こじんまりした佇まいにキュン。
ドリンクやスイーツ、お土産も買えます。
まだ暑いこの時期はアイスもありますよ。
休憩は、この庭園の中心的な建物でもある
「中島の御茶屋」↓が人気だけど、
こちら↓もオススメ。
「濱見世」の目の前にある休憩処。
「濱見世」でお菓子やドリンクを購入して、ここで休憩するのもあり。
近くにトイレもありますよ。
『浜離宮恩賜庭園』と言えば
都内最大級の黒松
「三百年の松」。
歴史の重みが感じられる迫力と大きさ。
日本を代表する女優の松たか子さん。
そろそろ「黒松たか子」に襲名すればいいのに。
ますます大女優っぽいですよね。
飲み会で
「松たか子に似てるって言われるの」
と自分から言ってしまうような女子には、こう叫びましょう。
「お前は、おそ松たか子だ!」
申し訳ありません。
失言でした。
大名庭園で、土下座します。
お詫びに、お茶でもいかが?


「松の御茶屋」(左)と「鷹の御茶屋」(右)。
歴代将軍が生け花の鑑賞、食事や和歌を楽しむ接客の場として使っていた御茶屋。
右の「鷹のお茶屋」は、鷹狩りの際に鷹を飼育するための鷹部屋も付属しています。
↑左から、「燕の御茶屋」「鷹の御茶屋」「松の御茶屋」。
角度によっては、高いビルが見えないから、タイムスリップしたみたいな眺め。
今、スマホが鳴ったら、
「無礼者!」
と怒鳴って、
潮入の池に投げ捨てたい。
そんな静けさ。
こちら、潮入の池にかかる「お伝い橋」↓。
「お伝い橋」の藤棚の下から見た風景↓
ああ、空気がおいしい!
はま寿司じゃないけど、超ハマい!
「富士見山」に登ると...


御茶屋が全部見えちゃいます!
「八景山」からの眺めもオススメ。


水面にうつる「お伝い橋」の藤棚がいい感じ。
東京タワーも見えちゃうYO!
桜や紅葉、ライトアップがなくても、大名庭園は魅力的。
森からビルがニョキニョキ生えてるみたい。
これ、合成写真ぽくないですか?
こんなにビルの囲まれているのに、都会の喧騒を全く感じない。
ただ、鈍感なだけでしょうか。
事前にネットで来園予約を。
お近くの
『旧芝離宮恩賜庭園』もオススメ!
『浜離宮恩賜庭園』と『旧芝離宮恩賜庭園』
大名庭園をハシゴして、大名気分で、秋のお散歩、楽しげです!
今日も一日、おつかれさまでした。