平日腰掛けOLのメモ帳

腰掛けOLが仕事の合間に楽しむブログです。(平日更新)

トンデモ医療?ニセ医学?【遅延型食物アレルギー検査】

おつかれさまです。

突然ですが…

「遅延型食物アレルギー検査」

受けたことありますか???

「遅延型食物アレルギー検査」とは

「即時型」と「遅延型」

食物アレルギーには2種類あって、「即時型」と「遅延型」があります。

一般的にアレルギー検査といえばこちら、ですね。

f:id:koshikakeol:20190622174752j:image

「即時型」のアレルギーは、食べ物を摂取後、30分以内に、蕁麻疹、咳、腹痛、下痢、などの症状が出ます。

これに対して、「遅延型」のアレルギーは、時間がたってから症状が出るようです。

検査は、「即時型」のアレルギー検査では、IgEを測定し、アレルゲンを調べます。
これに対して、「遅延型」は、IgGを測定し、アレルゲンを調べます。

「即時型アレルギー」は、アレルゲンとなるものを摂取するとすぐに強い反応が起きるため、本人にも原因がわかりやすいけど、「遅延型アレルギー」は、アレルゲンとなるものを摂取しても弱い反応が時間をかけて起きるため、気付かずに長期間摂取を続けてしまい、 様々な慢性症状の原因になっている場合があるようです。

トンデモ医療?ニセ医学?

だけどこの検査、

話題の「血液クレンジング」のように
「トンデモ医療」
とか
「ニセ医学」

疑惑があるのです。

また、「意味がない」としている団体やクリニックもあります。

NHK生活情報ブログでは、こんなことが書かれています。
一般に広く行われている食物アレルギーの血液検査は、IgEという別の抗体の値を調べるもので保険適用になります。しかしこの「遅延型アレルギーがわかる」などとして行われている血液検査は、保険がきかず、中には5万円以上かかったり、特定の食品について食べないよう指導されたりするケースもあるということです。このIgG抗体は健康な人の体内にも存在することなどから、欧米の関連学会や日本小児アレルギー学会では「科学的根拠がない」として食物アレルギーの診断には使うべきではないという見解をまとめています。

実際は、どうなのでしょうか?

受けてみた

わたしも数年前、「遅延型アレルギー検査」を受けたことがあります。
その時はまだ、知っている人も少なくて、“トンデモ医療”とか“ニセ医学”?とか、騒がれてはいませんでした。

f:id:koshikakeol:20190622172818j:image

なぜ受けたのか

原因不明の湿疹やニキビ、体調不良が続いたので、受けてみました。

健康診断でも問題なし。

運動して、睡眠をとっても、疲れがとれない…

スキンケアやシャンプーの成分、衣類の素材にも気を使っても、肌が荒れる…

そんな時、何かのせいにしたいんですよね…

食べ物のせいだ!

絶対なにかアレルギーがある!

とはりきって受けました。

その結果… 

f:id:koshikakeol:20190622220745j:image
 あれ???
f:id:koshikakeol:20190622220758j:image
あれれれれ???

期待ハズレな結果に…

ほとんど反応していません。

(多分、ここまで反応しない人も珍しいんじゃないかくらい無反応)
バナナカキバニラ昆布が、に「低い」反応がありました。

他のものが反応していないので、グラフを見るとすごく反応しているように見えますが、反応クラスは、Ⅱ「低い」に分類されています。

反応クラス0〜Ⅵで、Ⅲ「中程度」以上の反応が出たものはありませんでした。

先生も苦笑い…

費用

わたしは、日本橋 内科・アレルギー科クリニックで検査を受けました。

費用は¥30,000くらい。(だったと思う)

採取した血液をアメリカに送る為、結果が出るまでに1ヶ月前後かかりました。

費用は数年前の情報なので、現在はわかりません。

クリニックによって違うみたいですが、30,000〜50,000円前後が多いようです。

自分でも調べられます。

【遅延型アレルギー検査】IgG食物過敏セミパネル(120項目)

新品価格
¥32,340から
(2022/3/15 15:44時点)

ストレス

では、原因不明の湿疹やニキビ、体調不良の正体は何だったのか。

原因はストレスだったようです。

今は腰掛けOLですが、それまでは激務をこなす馬車馬だったのです。

転職をしたら、体調がすこぶる良くなりました!

食物アレルギーではなく、仕事アレルギーだったようです。

救われている人もいる

わたしはこのような結果でしたが、ずっと悩まされた肌荒れの原因が、この検査によって解明されたという人もいます。
「小麦グルテン」に中程度以上反応が出て、大好きなパンを断ったら偏頭痛が軽減され、痛み止めに頼ることが減ったという人。
食生活を変え、体質改善したら反応が低くなった人も。
実際はどうなのか。

遅延型アレルギー検査、も血液クレンジングも、安くないので、エステの「小顔矯正」なみに国民生活センターにチェック入れて欲しいですね。

科学的根拠がない

日本小児アレルギー学会は、「遅延型食物アレルギー検査」に対して、「科学的根拠がない」としています。
食物アレルギーの診断には使うべきではないという見解をまとめ、注意を呼びかけているのにもかかわらず、なぜ、世に蔓延っているのでしょうか? 

医学的に根拠があるものなら、即時型アレルギー検査みたいに保険適応になるはずです。

 

血液クレンジングも、同じく。
だけど、それが進まないのは、やっぱり、トンデモ医療?ニセ医学?

 

ただ、自保険適応外のものが全て怪しいわけではないですよね。

ピロリ菌の除菌療法も、数年前まで一部の患者さんに対しては保険適応外だったけど、

今では、ピロリ菌による慢性胃炎の人を除菌することで胃がんの予防効果があることが証明されて保険適応拡大されています。

難しいですね…

お手本は「元気なマダム」

わたしは最近、健康に関しては「元気なマダム」の話を聞くようにしています。

すると、こんな共通点を見つけました。
  • 水泳をしている
  • 家事を積極的にやっている
  • 寝具はどうでもいい(価格の高い枕を使っている元気なマダムはわたしのまわりにはいません。)
  • ブランド物=良いという価値観がない
  • 気にしすぎない
  • ブラックジョークが言える
  • よく笑う

にほんブログ村 美容ブログへ
にほんブログ村

今日も一日、健康的にがんばりましょう!